歯科コラム

COLUMN

歯科医院のケアグッズ
その他予防ケアについて歯周病について

患者さんにとってたくさんのメリットがあります。お口のパーソナルトレーナーに、自分専用の効果的なトレーニングギアを選んでもらうようなもの、と言えるかもしれません。

よく患者さんからこのようにご質問をいただきます。

「ドラッグストアやインターネットで自分で選ぶケアグッズとの違いは何でしょうか?」
このご質問にお答えさせていただきます。

  • 「なんとなく良さそう」ではなく、「あなたのお口にぴったり」: 歯科医師や歯科衛生士は、患者さんの歯並び、歯ぐきの状態、歯周病の進行度合い、虫歯のリスクなどを丁寧に診察した上で、必要なケアグッズを選びます。「みんなが良いと言っているから」「広告で見たから」といった理由で選ぶのとは、効果が全く違ってくる可能性があります。
  • 「問題のある場所」に的確にアプローチ: 例えば、歯と歯の間の隙間が大きい方には、特定のサイズの歯間ブラシやデンタルフロスが推奨されますし、奥歯が磨きにくい方には、ヘッドの小さい歯ブラシやワンタフトブラシが良いかもしれません。歯科衛生士は、患者さんが難しいと感じている場所や、 細菌が溜まりやすい場所を熟知しているので、そこを効果的にケアできるグッズを選びご案内させていただきます。
  • 「正しい使い方」まで教えてもらえる安心感: ただグッズを渡されるだけでなく、そのグッズの正しい使い方、使うタイミング、注意点などを詳しく教えてもらえます。どんなに良いグッズでも、使い方が間違っていれば効果は半減してしまいます。専門家から直接指導を受けることで、グッズの潜在能力を最大限に引き出すことができます。
  • 「リスク」を避けるためのアドバイス: 市販のケアグッズの中には、研磨剤が多く含まれていて歯を傷つけてしまう可能性があるものや、歯ぐきに刺激が強すぎるものもあります。歯科医院で選んでもらうことで、そういったリスクを避けることができます。
  • 「進捗」を確認しながらの調整: 定期的な検診の際に、ケアグッズの使用状況や効果を確認してもらい、必要に応じて別のグッズに変えたり、使い方を改善したりすることができます。継続的なサポートがあることで、より良い口腔ケア習慣を身につけることができます。
  • 「安心感」という大切な要素: 自分の口の状態を歯科衛生士に理解してもらい、選んでもらったケアグッズを使うというのは、 心理的にも大きな安心感につながります。「これで正しいケアできているんだ」という自信を持って、日々のケアに取り組むことができます。


当院は、デンタルケアに力を入れているクリニックです。高度な専門知識と豊富な経験を持つ歯科医師や歯科衛生士が、特定の分野に特化した質の高い治療を提供します。精密な診断に基づき、技術や充実した機器を活用することで、より効果的で安全な治療が期待できます。

ぜひ、次回の歯科受診の際には、遠慮なく歯科医師や歯科衛生士にケアグッズについて相談してみてください。きっと、あなたのお口の健康を守るための、心強いアドバイスと効果的なグッズを見つけてくれるはずです。

 

当記事の監修editor

院長 宍戸孝太郎
医療法人社団 孝親会 理事長
宍戸 孝太郎
資格・所属学会
厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
SAC講師
club SBC
日本口腔インプラント学会認定医
日本口腔外科学会会員