歯科コラム

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ホワイトニング後のおすすめ食事
ホワイトニングについて

ホワイトニングで手に入れた美しい歯を、できるだけ長く保ちたいと思うのは当然のことです。せっかく歯を白くしたのに、すぐに色が戻ってしまったら残念ですよね。ホワイトニングの効果を持続させるためには、施術後の過ごし方が非常に重要になります。特に、食事は歯の色に大きな影響を与えるため、どのようなものを摂取するかは考えて選ぶ必要があります。しかし、「ホワイトニング直後は何を食べていいの?」「避けるべきものは何?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。ししどデンタルケア稲田堤駅前では、患者様が安心して白い歯を維持できるよう、ホワイトニング後の食事について詳しくご説明しています。

ホワイトニング後のおすすめ食事

ホワイトニング後の歯は、一時的に表面の保護膜が剥がれ、非常にデリケートな状態になっています。そのため、着色しやすい飲食物を摂取すると、せっかく白くなった歯が再び着色してしまう可能性があります。しかし、適切な食事を選ぶことで、白さを維持し、より長く美しい歯を保つことができるのです。

  • ホワイトニング後におすすめの食事は、一般的に「白い食べ物」と言われています。例えば、白米、鶏むね肉、白身魚、豆腐、ヨーグルト(無糖)、牛乳、チーズなどが挙げられます。これらの食品は、歯に着色しやすい色素をほとんど含んでいないため、安心して摂取することができます。また、カルシウムやタンパク質が豊富な食品は、歯の再石灰化を促し、歯の表面を強くする効果も期待できます。
  • 調理方法も重要です。醤油やソースなどの色の濃い調味料は避け、塩やマヨネーズ、牛乳などをベースにした味付けを選ぶようにしましょう。また、カレーやミートソースなど、色の濃い食材を使った料理も、ホワイトニング直後は避けるのが賢明です。
  • 水分補給も大切ですが、色の濃いジュースやコーヒー、紅茶、赤ワインなどは、着色の原因となるため控えましょう。水やお湯、牛乳などがおすすめです。

ホワイトニング後、少なくとも24時間は特に注意が必要と言われています。この期間は、できるだけ白い食品を中心に摂取し、着色しやすいものは避けるように心がけましょう。その後も、色の濃い飲食物を摂取する際には、時間を空ける、すぐに口をすすぐなどの対策をすることで、着色を最小限に抑えることができます。

食べても大丈夫なものを簡単に見分ける方法はありますか?

ホワイトニング後に何を口にすべきか迷う方もいらっしゃるかもしれません。そこで、比較的簡単に食べても大丈夫なものを見分けるためのポイントをご紹介します。

  • 最も簡単な方法は、「白いかどうか」を目安にすることです。先ほども触れましたが、白米、牛乳、白身魚、豆腐など、色が白い食品は着色成分が少ないため、比較的安心して摂取できます。
  • 次に、「色の濃い調味料や食材を使っていないか」を確認することも重要です。例えば、パスタ自体は白いですが、ミートソースがかかっている場合は避けるべきです。同様に、鶏肉でも、醤油や色の濃いタレで味付けされているものは控えましょう。調理する際には、塩、マヨネーズ、牛乳、生クリームなど、色の薄い調味料を選ぶように心がけてください。
  • また、「酸性の強い食品ではないか」も考慮しましょう。ホワイトニング後の歯は、一時的にエナメル質が脱灰しやすくなっています。酸性の強い食品は、さらにエナメル質を溶かし、着色を促進させる可能性があります。柑橘類や炭酸飲料などは酸性が強いため、ホワイトニング直後は避けるようにしましょう。
  • 飲み物についても同様です。水、牛乳、白湯は比較的安全ですが、コーヒー、紅茶、赤ワイン、色の濃いジュース、スポーツドリンクなどは着色しやすいだけでなく、酸性のものも多いため注意が必要です。

もし判断に迷う場合は、色の薄いもの、色のついていないものを選ぶようにすると良いでしょう。また、摂取する際は、できるだけ歯に触れる時間を短くするために、ストローを使うなどの工夫も有効です。食後や飲んだ後は、すぐに水で口をすすぐことも、着色を防ぐための簡単な対策となります。

食事以外で気をつけることは?

ホワイトニング後の美しい歯を維持するためには、食事だけでなく、日常生活においてもいくつかの注意点があります。これらを意識することで、より長くホワイトニングの効果を持続させることができます。

まず、喫煙は絶対に避けるべきです。タバコのヤニは、歯に非常に頑固な着色を引き起こすだけでなく、歯周病のリスクを高め、せっかくのホワイトニングの効果を台無しにしてしまいます。ホワイトニングを機に禁煙することを強くお勧めします。

また、色の濃い歯磨き粉やマウスウォッシュの使用も、着色を促進する可能性があります。ホワイトニング後は、研磨剤や着色料があまり含まれていない、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用すると良いでしょう。マウスウォッシュも、透明なものを選ぶのがおすすめです。

唇の色付きコスメ、特に色の濃い口紅やリップグロスなども、歯に色が移ることがあります。ホワイトニング直後は特に注意し、できるだけ使用を控えるか、使用後に丁寧に歯の表面を拭くようにしましょう。

歯磨きの際には、強く磨きすぎないように注意してください。歯ブラシで、優しく丁寧に磨くように心がけましょう。

そして、最も重要なのは、歯科医院での定期的なメンテナンスです。適切なクリーニングを受けることで、ご自身では落としきれない着色や汚れを除去し、歯の白さを維持することができます。また、歯科医師や歯科衛生士によるチェックを受けることで、早期に再着色の兆候を発見し、適切な対策を講じることが可能です。

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ホワイトニング後のケアで笑顔を輝かせよう

ホワイトニングによって手に入れた明るい白い歯を長く維持するためには、施術後の 定期的なケアが不可欠です。特に、食事は歯の色に大きな影響を与えるため、ホワイトニング直後から数日間は、色の濃い飲食物を避け、白い食品を中心に摂取することを心がけましょう。食べても大丈夫なものを見分ける簡単な方法は、「白いかどうか」を目安にすること、そして色の濃い調味料や食材、酸性の強い食品を避けることです。

また、食事だけでなく、喫煙を避け、色の濃い飲み物や歯磨き粉、マウスウォッシュ、唇のコスメにも注意が必要です。歯磨きの際は優しく丁寧に、そして歯科医院での定期的なメンテナンスを行うことが、白さを長持ちさせる秘訣です。

これらの注意点を守り、適切なケアを続けることで、ホワイトニングの効果を最大限に引き出し、自信に満ちた輝く笑顔を維持することができます。美しい白い歯で、より豊かな毎日を送りましょう。

 

当記事の監修editor

院長 宍戸孝太郎
医療法人社団 孝親会 理事長
宍戸 孝太郎
資格・所属学会
厚生労働省認定歯科医師臨床研修医指導医
SBC(Surgical Basic Course 歯周形成外科コース)インストラクター
SAC講師
club SBC
日本口腔インプラント学会認定医
日本口腔外科学会会員